基調講演「佐賀から広がるユニバーサル社会」
                            佐賀県知事 古川 康

                                     
 【概要】

 嬉野市は平地の温泉地ですが、山あいの温泉地よりも平地の温泉地がより評価が得られるためには、「平地だからこそできるユニバーサルデザインのまちづくり」を提案したところ、嬉野市や嬉野温泉の関係団体のご理解をいただき、例えば、大会会場を誰もが利用できる環境に整備していただくなど、佐賀県でも最もユニバーサルデザインの取り組みが進んでいます。
 佐賀県では、公共施設やショッピングセンター等の身障者用駐車場の適正利用を図るため、障害のある方々等に県内共通の利用証を交付する「パーキングパーミット制度」、すべての人に安全・安心な歩道空間を提供するため、歩道と車道の2cmの段差を解消し点字ブロックを併設する「歩道段差のスロープ化」、年代や障害の有無に関わらず、介護や子育てサービス、生活支援を受けることができる「地域共生ステーション」の整備等に取り組んでおり、少しずつですが県内のユニバーサルデザイン化が進んでいます。
 ユニバーサルデザインが県政運営だけでなく、社会全体で「配慮」から「前提」となっていくように期待しています。また、ユニバーサルデザインは特別な人のためだけでなく、すべての人、そして自分のためになると思います。