事例発表-1
  「歴史空間の保全と活用におけるユニバーサルデザインの推進~
   吉野ヶ里歴史公園での取り組み」
            国土交通省吉野ヶ里歴史公園事務所  所長 井村 久行 氏

                                     
 【概要】

 吉野ヶ里遺跡は、我が国最大の弥生時代の遺跡であり、その時代におけるクニの中心的な集落の全貌や時代の移り変わりを知ることができます。
 吉野ヶ里歴史公園は、平成13年に開園し、年間約60万人にご来園いただいております。公園のコンセプトは、吉野ヶ里遺跡の保存を通じての本物のこだわりと、適切な施設の復元や遺跡の有効活用であり、弥生時代を体感できる場を創出することです。
 吉野ヶ里歴史公園では、吉野ヶ里遺跡の理解をより一層深めていただくために、ボランティアガイドによる案内、主要な場所にスタッフを配置しての案内等を行っています。また、平成21年には個人の来園者用の案内・解説手段として、個人用端末の導入の可能性を探る実験、園内の誘導を分かりやすくするための通り名の道案内について検討を行い、平成22年3月には「ひみかのみち」など3つの通り名が決定し、公園内の路面に標識を貼り、道案内を行っています。
 これからも歴史的な空間を守りながら、利便性やサービスの向上に努め、吉野ヶ里歴史公園のユニバーサルデザイン化を進めて行きますので、皆さんのご来園を心よりお待ちしております。