メールマガジン「佐賀UD通信」第15号

 ユニバーサルデザイン(UD)は「人にやさしいデザイン」。全ての年齢や能力の人々に対して、できるだけ利用しやすい製品や環境をデザインするという考え方です。佐賀県は「三世代みんなが安心して暮らせるまち」を目指して、ユニバーサルデザインを積極的に推進しています。

目次(index)

     県立学校へ進学を希望する皆さんへ
     ~生徒さんをはじめ、だれでもが県立学校施設を利用しやすいようにUD整備を進めています~

     佐賀ユニバーサルデザインキャラクター「ゆうちゃん」

1 連載コラム「さがUDカフェ」(8号店)

 連載コラム「さがUDカフェ」は、佐賀県が推進している「ユニバーサルデザイン(UD)」について、担当部署の課長に登場いただき、様々な取組の現在(いま)を皆さまにご紹介するコーナーです。
 「さがUDカフェ」8号店は、県立学校のユニバーサルデザイン整備の取組についてご紹介します。


写真:伊東博則さん

県立学校へ進学を希望するみなさんへ

~生徒さんをはじめ、だれでもが県立学校施設を利用しやすいようにユニバーサルデザイン(UD)整備を進めています~


佐賀県教育庁総務課長 伊東博則


写真:体育館出入口の段差解消(スロープ)(写真は嬉野高校)
写真:生徒から住民まで、誰でも安心して利用できる多機能トイレを整備(写真は佐賀西高校)
写真:疾病等で歩行困難な人も安心して移動できるエレベーターを必要に応じて整備しています(写真は佐賀西高校)

 皆さん、はじめまして。佐賀県教育庁総務課長の伊東博則です。

 県立学校施設については、生徒さんが一日の大半を過ごす学習・生活の場であるとともに、地域の人々にとっても、最も身近な公共施設としての役割(まちづくりの中心、生涯学習の場、地域の防災拠点など)も担っています。

 このようなことから、生徒さんをはじめ、だれでもが利用しやすいように、県立学校施設についてもUDの観点から整備を進めることにしています。

 整備内容としては、UD整備がなされていない学校で当面改築工事などの予定がない学校を対象として、平成19年度から平成23年度までに毎年5校程度を計画的に整備することにしています。

 具体的には、校舎や体育館の1階部分の段差解消、1階に多機能トイレを設置、出入口1ヶ所の自動ドア化、わかりやすい案内表示を行っています。

 さらに、入学される生徒さんの個々の障害の状況に応じて、エレベーターの設置や多機能トイレの増設など、必要な施設の整備を生徒さんが入学されるのに併せて行っていきます。

 例えば、これまでエレベーターの設置を行っている学校は、佐賀西高等学校、唐津西高等学校、伊万里高等学校、神埼高等学校、盲学校、中原養護学校の6校となっています。また、平成21年度には佐賀東高等学校を整備する計画です。

 このように、UDの観点を取り入れた施設の整備に取り組んで行きますので、県立学校へ進学を希望される皆さんは、志願される学校がUD仕様になっているか、いないかに係わらず、安心して佐賀県の県立学校を受検してください。

 伊東課長さん、ご紹介ありがとうございました。
 佐賀県で暮らす全ての子ども達。生まれつき障害があっても、事故や疾病などで障害をもったとしても、住み慣れた地域で、慣れ親しんだ仲間たちと同じ時間を共有しながら、自分の可能性に向かって学校生活を送ることができる。
 教壇に立つ先生方、そして保護者や地域住民の皆さんも、事故や疾病などで身体が不自由になっても地域社会から排除されることなく、子ども達の教育に関わり、地域の様々な活動に関わっていくことができる。
 県立学校施設のユニバーサルデザイン整備が進んでいくことで、そんな地域づくりを営んでいこうという機運が高まっていくことを期待したいですね。

関連リンクなど

2 連載コラム「さがUDカフェ」(9号店)

 次は、佐賀県のユニバーサルデザイン(UD)・キャラクターについてご紹介します。


写真:岩松勉さん

佐賀ユニバーサルデザイン(UD)・キャラクター「ゆうちゃん」

佐賀県健康福祉本部地域福祉課長 岩松 勉


写真:佐賀UDキャラクター「ゆうちゃん」
写真:UD出前講座でも小中学校の生徒さんに人気の「ゆうちゃん」

 皆さま、はじめまして。佐賀県地域福祉課長の岩松勉です。
 私からは、本県のユニバーサルデザイン(UD)・キャラクター「ゆうちゃん」をご紹介したいと思います。

 県では、より多くの人にユニバーサルデザイン(UD)への親しみをもっていただけるよう、平成18年度にイメージキャラクターを募集しました。

 募集のテーマは「佐賀の古い歴史と豊かな自然を大切にし、誰もが憩いとぬくもりを感じながら、明るく、楽しく暮らしていける社会の実現に向けて、佐賀が進めるユニバーサルデザインを、自由な発想で描かれ、より多くの人から愛され、親しみをもたれるような作品」でした。

 全国から46点のご応募をいただいた中で、佐賀コンピューター専門学校1年(当時)大串 秀実さんの作品が選ばれ、現在、UDキャラクター「ゆうちゃん」として活躍しています。

 水色のボディにキョロリとした大きな瞳のゆうちゃんは、実は有明海に生息する「ムツゴロウ」がモチーフになっています。

 デザインした大串さんは「佐賀の豊かな自然に焦点を当て、もっとも馴染み深い有明海のムツゴロウをイメージして作成しました。みんなが親しみを持てるように『和(なご)み』を付加して癒されるデザインを目指しました」とコメントしています。

 ゆうちゃんは、地域福祉課で作成するUDの資料などに登場しますが、特に小学校のUD出前講座では大の人気者です。

 佐賀県の未来を担う子供たちが、ゆうちゃんを通じてさらにUDに親しむことで、さまざまな能力の違いにかかわらず、誰もが暮らしやすい社会づくりに積極的に参加してもらえるよう願っています。 

関連リンク

 
 メールマガジン「佐賀UD通信」第15号(平成21年4月15日発行)