メールマガジン「佐賀UD通信」第11号

 ユニバーサルデザイン(UD)は「人にやさしいデザイン」。全ての年齢や能力の人々に対して、できるだけ利用しやすい製品や環境をデザインするという考え方です。佐賀県は「三世代みんなが安心して暮らせるまち」を目指して、ユニバーサルデザインを積極的に推進しています。

目次(index)

1  連載コラム「さがUDカフェ」(2号店)

  県内のユニバーサルデザインの様々な取り組みを、担当部署の課長さんがご紹介します

2  金融機関の施設では県内で初めてUD適合証を交付しました

  佐賀銀行鳥栖支店(移転リニューアル)の「人・環境に優しい店舗」づくりをご紹介します

  

1 連載コラム「さがUDカフェ」(2号店)

 「さがUDカフェ」では、佐賀県が推進している「ユニバーサルデザイン(UD)」について、担当部署の課長に登場いただき、様々な取り組みの現在(いま)を皆さまにご紹介しています。
 「さがUDカフェ」の2号店は、「日本三大美肌の湯」の嬉野温泉で有名な嬉野市の取り組みをご紹介します。


写真:福田政美さん
 「ひとにやさしいまちづくり」を進める嬉野市の取組を支援しています。
 



  佐賀県経営支援本部市町村課長 福田政美

 


写真:観光業や農業が盛んな嬉野地域
写真:お客様それぞれのお身体の状態や障害に応じた旅づくりの相談に応じる「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」の様子

写真:情報提供のためには事前の入念な調査も必要(調査の様子)

写真:市からの助成を受けて整備された「みんなのトイレ」(嬉野市内の宿泊施設「華翠苑」)

 皆さま、はじめまして。経営支援本部市町村課長の福田政美です。
 私からは、嬉野市で進められている「ひとにやさしいまちづくり」の取り組みについて紹介したいと思います。

 佐賀県の西部に位置する嬉野市は、「日本三大美肌の湯」として名高い嬉野温泉や嬉野茶などの地域資源にも恵まれ、年間100万人を超える観光客の皆さまにお越しいただいています。

 嬉野市は、平成18年1月1日に塩田町と嬉野町の合併によって誕生しましたが、この合併を契機として、地域の特色を活かしたまちづくりに向けた機運が高まりました。市や地元のまちづくり団体が話し合いを重ねた結果、「バリアフリー」の視点を活かしたまちづくりを推進していこうということになりました。

 平成18年7月には、市内の各種団体の代表者や公募委員などから構成される「嬉野市ひとにやさしいまちづくり協議会」が発足し、「日本一のバリアフリーのまち うれしの」を目指す「嬉野市ひとにやさしいまちづくりプラン」が策定されました。

 このプランでは、「バリアフリーなおもてなしのあるまち」、「観光と公共施設等のユニバーサルデザインを進めるまち」、「住民同士が助け合うまち」の3つの柱を基に、「ひとにやさしいまちづくり」を進めていくことを明らかにしました。

 現在、プランのできるだけ早い実現に向けて、市内の旅館やまちづくり団体などで設立した「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」が中核となり、嬉野市では次のような取り組みが進められています。

 市町村課では、合併に伴い新たな活力を生む地域振興策を展開している嬉野市のこのような取り組みに対して、「地域活性化協働事業」という事業で助成を行うなど、「日本一のバリアフリーのまち うれしの」の実現に向けて積極的に支援していきたいと考えています。

(関連リンク) 

 福田課長さんありがとうございました。
 平成29年度完成に向けた九州新幹線西九州ルートの整備に伴い、「嬉野温泉駅(仮称)」誕生のカウントダウンも既に始まっています。
 新幹線が開業した頃には「日本一のバリアフリーなまち うれしの」が実現し、子ども連れからお年寄りの方まで、さらに多くの観光客の皆さまで賑わうまちになっているのではないでしょうか。皆さまも是非一度お越しくださいね!
 次回の「UDカフェ」は3号店・4号店の合併号です。
 3号店は、農林水産商工本部商工課長の志岐宣幸さんが、日本三大松原の「虹の松原」や「唐津くんち」でも有名な城下町風情あふれる唐津市のUDの取り組みをご紹介します。
 4号店は、統括本部危機管理・広報課長の山口和夫さんが、日経BP社主催の「自治体サイト・ユーザビリティランキング2007/2008」で九州No.1の評価を受けた本県のホームページに関するUDの取り組みをご紹介します。
 それでは皆さま、次回もお楽しみに。

 

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 2 金融機関の施設では県内で初めてUD適合証を交付しました

写真:条例の各基準に適合した施設に交付される「UD適合証」
写真:駐車場の大半が屋根付きとなっていて雨の日も快適に使えます。
写真:ベビーベッドやオストメイト設備なども完備された多目的トイレが整備されていて、いつも安心して利用できます。

 県では、誰もが安心・安全に利用できる施設づくりを進めるため、「佐賀県福祉のまちづくり条例」に定める様々な基準に適合した施設に対して、適合証の交付を行ってきました。

 このたび、平成21年2月16日(月曜日)に移転リニューアルされる佐賀銀行鳥栖支店が、「ユニバーサルデザイン(UD)適合証」の交付を受けました。県内の金融機関では初めてとなります。

 この新しい店舗のコンセプトは、「人・環境に優しい店舗」。

 お客さまが雨に濡れない屋根付き駐車場(27台分)の設置、多目的トイレ・音声対応型ATMの設置、車いすのお客さまにも使いやすい幅広ATMの導入など、誰もが安心して利用できる「人に優しい店舗」づくりに取り組まれています。

 また、太陽光発電システムの採用やLED(発光ダイオード)外灯の設置、舗装部分にリサイクル品を使ったゴムチップを活用するなど、「環境に優しい」店舗づくりにも積極的に取り組まれているようです。

 高齢化や地球温暖化の進展に伴い、わが国は様々な課題を抱えています。このような中、社会の責任ある構成員として、企業が貢献できることにチャレンジするという「企業の社会的責任(CSR)」の観点から見ても、高く評価できる取り組みではないでしょうか。

 「人に優しい店舗」が街中に広がっていけば、誰もが安全・安心して外出できる地域社会づくりに着実につながっていきます。このような取り組みが県内外にさらに広がっていくよう、応援のエールを贈りたいですね。

 

(関連リンク)

 

 

メールマガジン「佐賀UD通信」第11号(平成21年2月1日発行)