県立学校施設のユニバーサルデザイン整備

1 目的

 佐賀県では、年齢、性別、能力、国籍等、人が持つそれぞれの違いを超えて、すべての人が暮らしやすくなる社会の実現に向け、まちづくり、ものづくり、ソフトづく り、意識づくりを含めた総合的なユニバーサルデザイン(UD)の取組みを推進しています。

 県立学校施設についても、生徒が一日の大半を過ごす学習・生活の場であるだけでなく、地域の人々にとっては最も身近な公共施設としての役割(まちづくりの中心、生涯学習の場、地域の防災拠点等)も担っていることから、生徒をはじめ、だれでもが利用しやすいように、UDの観点から整備を進めています。

2 整備のすすめ方

 県立学校において、だれでもが利用しやすい環境を整備するために、段差解消、多機能トイレの設置、自動ドアの設置など基本的なUD整備を進めます。

 UD整備がなされていない学校で当面改築等の予定がない学校については、平成19年度から平成23年度までに毎年5校程度ずつ計画的に整備しました。耐震化により改築校舎のある学校については、改築工事に合わせて、基本的な整備を実施しています。また、個別の障害への対応が必要となる生徒が入学されるのに合わせて、エレベーターの設置や多機能トイレの増築など必要な個別整備を進めています。

 新築については、これまでに平成19年4月開校の「うれしの特別支援学校」や同年9月に新築移転した「唐津東高等学校、唐津東中学校」をUDの考え方で整備しました。

写真:唐津東高等学校、中学校の全景 写真:うれしの特別支援学校の全景
唐津東高等学校、中学校 うれしの特別支援学校

3 整備内容

基本的整備

 1階部分の段差解消と多機能トイレの設置を基本として、次のような整備を行います。

 (1) 1階部分(教室、管理棟、体育館)の段差を解消します。

 (2) 1階に多機能トイレを設置します。

 (3) 出入口1か所を自動ドアにします。

 (4) 分かりやすい案内表示を行います。

 (5)教室棟などを改築する場合は、エレベーターを基本的に整備することとしています。

個別的整備

 個別の障害への対応が必要となる生徒が入学されるのに併せて、エレベータ ーの設置や多機能トイレの増設などの必要な整備を進めます。

写真:スロープ・身障者用駐車場 写真:多機能トイレ
スロープ・身障者用駐車場の設置例 多機能トイレの設置例

4 取組状況

平成28年度(計画)

基本的整備・個別的整備

 現時点では予定なし

平成19年度~27年度(実績)

計画的整備(1階部分の段差解消・多機能トイレの設置など。平成19~23年度に整備完了)

・中学校
 致遠館中学校、香楠中学校、武雄青陵中学校
・高等学校
 唐津西高等学校、三養基高等学校、嬉野高等学校、致遠館高等学校、
 小城高等学校、高志館高等学校、唐津工業高等学校、多久高等学校、
 鳥栖高等学校、唐津青翔高等学校、佐賀農業高等学校、伊万里商業高等学校、
 佐賀東高等学校、伊万里高等学校、白石高等学校、神埼清明高等学校、
 唐津商業高等学校、厳木高等学校、太良高等学校、鳥栖工業高等学校、
 鹿島実業高等学校、牛津高等学校、有田工業高等学校、武雄高等学校、
 唐津南高等学校、鳥栖商業高等学校

基本的整備(1階部分の段差解消・多機能トイレ設置など。改築時や耐震改修等に併せて整備)

 佐賀工業高等学校、佐賀商業高等学校、塩田工業高等学校、佐賀北高等学校、
 小城高等学校、多久高等学校、鹿島高等学校

個別的整備(エレベーター設置・多機能トイレ増設など。個別の障害への対応が必要となる生徒が入学されるのに併せて
整備)

 佐賀西高等学校、神埼高等学校、唐津西高等学校、佐賀東高等学校、
 三養基高等学校、有田工業高等学校、杵島商業高等学校、唐津商業高等学校、高志館高等学校

塩田工業高等学校の整備例(平成26年度)
《体育館》
~スロープを設置~
《電気実習第1棟出入口》
~段差を解消~
   
 《電気実習第1棟内部》
~引戸を設置~
 《教室棟》
~エレベーターを設置~
佐賀北高等学校の整備例(平成26年度) 
   
 《体育館横》
~多機能トイレを設置~
 《管理棟》
~自動ドアを設置~

5 県立学校へ進学を希望するみなさんへ

 佐賀県では、県立学校施設についても、生徒をはじめ、だれでもが利用しやすいように、計画的にUD整備を進めています。
 生徒の個々の障害の状況に合わせてエレベーターの設置や多機能トイレの増設等の必要な施設の整備は入学されるのに併せて行いますので、安心して県立学校を受験してください。